アイスクリームの箱を見てみてください。
賞味期限の記載が見当たりません。
日本アイスクリーム協会によると・・・
アイスクリーム類は、乳等省令「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」や公正競争規約「アイスクリーム類及び氷菓の表示に関する公正競争規約」により、表示すべきことは何かが細かく定められています。
賞味期限などの表示に関して、乳等省令・第7条第6項で「アイスクリーム類にあっては期限及びその保存方法を省略することができる」と定められています。
▼なぜ、アイスクリームには賞味期限がないのか?
食品の賞味期限が問題になるのは、日時経過につれて品質の低下や安全性を懸念してのことですがアイスクリーム類の場合は・・・
(1)通常-20℃以下で冷凍保存され、このくらいの低温になると細菌は減ることがあっても増えることはない。
(2)一般冷凍食品と比較して、アイスクリーム類は原料が単純で安定的であり、長期間の化学的な品質変化は極めてわずかであるため。
(3)アイスクリーム類は一度溶ければ、状態が変化して元に戻らないことから外観がきちんとしていれば正常である事が判断できる。
ちなみに、厚生省令では乳固形分15パーセント以上、内、乳脂肪分8パーセント以上のものをアイスクリームとし、アイスクリーム類は含まれる乳固形分と乳脂肪分の量によってアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスの3つに分類される。
他には砂糖や食塩も賞味期限がありません。
これは水分が少なく菌が繁殖しづらいため。
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