スズメバチの一種オリエントスズメバチ(学名:Vespa orientalis)には、太陽光から電気を生成する“ソーラーセル”が組み込まれているという。
初めて動物界で“太陽光発電”が確認された。
(ナショナルジオグラフィック)
研究チームのリーダーはイスラエルのテルアビブ大学のマリアン・プロトキン氏。
オリエントスズメバチの発電現象を発見したのは故ヤコブ・イシャイ氏。
他のスズメバチはおろか動物界にもこのような太陽光発電能力は今までなかった。
▼発電メカニズム
体表面の茶色の組織が光を捕獲し、黄色の組織が光から電気を生成する。
茶色の組織には光を捕獲する溝と多くのメラニンがあり、受けた光のわずか1%しか反射していなかった。
黄色の組織には、キサントプテリンという色素が含まれていた。
キサントプテリン溶液を固体太陽電池の電極内に配置し、電極に光を放つと溶液中のキサントプテリンが電気を生成する。
キサントプテリンは人間の尿を黄色にする色素でもある。
ちなみに、発電した電気を何に利用しているのかまだよくわかっていない。
オリエントスズメバチの発電効率はわずか0.335%で、人間の作った太陽光発電の発電効率の約1/33でしかない。
発電能力は微々たるものかもしれないけど、発電する能力を持った事自体がすごい進化だと思います。
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