アキレス腱は、かかとの骨とふくらはぎの筋肉とをつなぐ人体中最大の腱で踵骨腱ともいう。
アキレス腱という名前は、ギリシア神話に登場する英雄アキレウス【Achilleus】からきている。
アキレウスのローマ名がアキレス【Achilles】
アキレウスはホメロスの叙事詩「イリアス」の中心人物。
アキレウスはペレウスとテティスの間に生まれた子。
テティスはアキレウスを不死身にするべく、冥界の川にアキレウスを浸した。
これで不死身になったはずだったが、川に浸す際にテティスがアキレウスのかかとを持っていたためにその部位だけは水に浸からず、唯一生身のまま残ってしまった。
その後、トロイア戦争でトロイア王子であるパリス【Paris】に唯一の弱点である「かかと」を弓矢で射られ、最後には死んでしまう。
この神話からアキレス腱は「致命的な弱点」という意味も兼ねるようになった。
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