2014年12月23日火曜日

物思いにふけっていると不幸になる?




人間は起きている時間のほぼ半分、その時にやっていることとは別のことを考えており、こうした物思いは通常、幸福感にはつながらないことが研究で分かり米科学誌サイエンスに掲載された。

人間がぼんやりしているのは起きている時間の約46.9%で、この比率は性交渉以外のあらゆる活動時間で30%以上だった。

上の空の状態は仕事中が最も多かった。

(Bloomberg)






ハーバード大学で心理学の博士号を取得中のマシュー・キリングスワース氏によると、データ分析の結果、人間は不幸を感じる時に空想の世界に入るだけではなく、夢想することで不幸になる。



今現実に起きていること以外を考える能力は人間に特有で、この特徴は感情のコントロールと関連しているようだとも語った。






▼調査方法

年齢18歳から88歳の2200人余り(74%は米国人)を調査。



考え事をしている時間の42.5%はプラスの思考に充てられていたが、それでもその時点での取り組みに集中している時より幸福感が強まることはなかった。



また、考え事が中立あるいはマイナス思考に向かうと、不幸な感覚が強まった。






嫌なことがあると現実逃避として空想の世界に逃げることがあるが、空想や物思いそのものが幸福感に結びつかずどちらかというとマイナス方向に働くということ。



まして、マイナス思考はさらにマイナス感覚を強めデフレスパイラルのように負の連鎖を生む。

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