御節料理は元々、節に作る料理ということで節供(元日の膳、正月一五日の粥、三月三日の草餅、五月五日のちまき、七月七日の索餅など)と言っていたが、今では主に正月用の料理のことを指す。
お節料理には縁起の良い食べ物がたくさんあります。
▼海老
海老は腰の曲がった老人を連想させるので、それくらい長生きできるようにと長寿の願いが込められている。
また、長いひげも長寿につながるとされている。
▼数の子
卵(ニシン)の数が多いことから子孫繁栄。
▼黒豆
まめに暮らせるようにとの願いが込められている。健康祈願。
▼蓮根
レンコンには穴があいているので将来の見通しに期待を込めて。
▼昆布巻
昆布が喜ぶにかかっており、よろこんぶから。
▼ごまめ(田作り)
ごまめはカタクチイワシを素干しにしたものであるが、イワシが肥料として使われていた経緯から五穀豊穣。
▼栗金団
黄金の団子(財宝)に見立てている。金運アップ。
▼鯛
めでたいの語呂合わせから。
▼里芋
子芋が多くつくことから子宝に恵まれるように。
▼叩き牛蒡
瑞鳥を表しているとされ、豊作祈願。
▼なます
紅白なますにしてお祝いの水引を表している。
▼鰤(ブリ)
出世魚であることから出世祈願。
▼橙(ダイダイ)
代々の語呂合わせから子孫繁栄
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