2014年11月22日土曜日

虎の巻の語源は?

トリック 山田家伝来 大奇術虎の巻



虎の巻は、教科書に従って解説・注釈した参考書のこと。



虎の巻の語源は、中国の兵法書「六韜」に由来する。



六韜は孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略・司馬法・李衛公問対の七つからなる中国の兵法書「武経七書」の一つ。



六韜はさらに文韜・武韜・竜韜・虎韜・豹韜・犬韜の六巻に分けられる。



太公望呂尚の著とされており、「三略」と併称される。



虎の巻は虎韜(巻物)からきている。



六韜の内、文韜・武韜・竜韜は政治などに関することが書かれており、虎韜・豹韜・犬韜は戦法について書かれていた。



戦法について書かれた虎韜・豹韜・犬韜の中で、最も重要で奥の手が書かれていた秘伝書が虎韜だった。



この秘伝書が転じて解説・注釈した参考書を指す意味になっていった。

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