2014年11月22日土曜日

血液型がO型の人は十二指腸潰瘍になりやすい?




血液型がO型の人は、十二指腸潰瘍のできやすさが他の血液型に比べて1.4倍であることを、東京大学医科学研究所などのチームが明らかにした。

(科学誌ネイチャー・ジェネティクス)



十二指腸潰瘍患者と健常者計約3万3000人の遺伝子の違いを調べたところ、血液型を決めるABO遺伝子が十二指腸潰瘍のできやすさに関係していることがわかった。



O型の遺伝子をもつ人は、日本人に最も多いA型に比べて1.43倍、十二指腸潰瘍になりやすかった。



B型やAB型は、A型とほぼ同程度だった。






血液型は、赤血球の表面にある物質で決まるが、共通の遺伝子でつくられる同じ物質が腸の粘膜にもあり、潰瘍の原因となるヘリコバクター・ピロリ菌(人類の約半数が感染している)が付着する目印になっている可能性がある。



O型の方は定期的に健康診断をするなどしてお気をつけ下さい。



参考:論文(PDF形式

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