2014年10月12日日曜日

世界で最も黒い物質は何?





黒猫や黒帯など世の中にたくさんある黒い物。



そんな数ある黒い物の中で最も黒い物、つまりキング・オブ・ブラックに輝く物は何でしょうか?



世界で最も黒い物質は、Vantablack(ベンタブラック、ヴァンタブラック)



CNNによるとVantablackは英企業のサリー・ナノシステムズ社が開発したもので、この物質は光の99.96%を吸収する。



黒い塗料などの通常の黒色の吸収率は95~98%程度。



Vantablackは、カーボンナノチューブ(筒状炭素分子)からできており、アルミホイル上で生成される。



今後は、精密な光学機器や宇宙産業などへの応用が期待されるそうです。



この黒さ、喩えるならまさにブラックホールですね。



黒すぎて少し怖さすら感じます。



<追記>
従来、世界一であったVantablackを超える光吸収率99.995%の物質が発見されました。

マサチューセッツ工科大学で実験に使っていたカーボンナノチューブが実験前より黒くなっていることに気づき、光吸収率を測定したところVantablack超えだったのです。

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