2014年12月28日日曜日

なぜ除夜の鐘は108回打ち鳴らすのか?




除夜の鐘は、大晦日の内に107回鳴らして、元旦に残りの1回を鳴らす。



除夜の鐘は108回打ち鳴らすのですが、108回という数字は百八煩悩に由来している。



百八煩悩は仏教的な考え方で心の迷い、端的言えば108個の人間の卑しい心、それを清めたり除去する意味で煩悩の数だけ打ち鳴らすのが除夜の鐘ということになります。



108の数え方についてもう少し掘り下げてみようと思います。



諸説ある中からいくつか紹介。



六根(眼根・耳根・鼻根・舌根・身根・意根)にそれぞれ好・悪・平の3つがあり18、さらに浄・染の2つがあり36、これらに過去・現在・未来の3つがあり(6×3×2×3)で百八煩悩とする説。



九十八随眠に十纏を加えて(98+10)で108とする説。



また、煩悩とは関係なくなりますが一年の十二ヶ月+二十四節気+七十二候の和で108とする説などもあります。



四苦(生・老・病・死)と八苦(生・老・病・死・愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五陰盛苦)の語呂合わせ四苦(4×9)八苦(8×9)の和で108とする説もある。

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