2015年1月4日日曜日
2月だけ28日までしかないのはなぜ?
現在の暦の元となっているのは古代ローマの暦。
この暦は3月から始まり、12月までの10ヶ月しか名前がなかった。
冬の間は農耕などの人間活動も抑制されるので名前をつける必要性がなかったため。
その後、今の1月と2月に当たる月が12月の後に加えられ、紀元前46年になるとローマ皇帝ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)がユリウス暦を導入します。
1年を365年とし、1月が年の始めになった。
偶数月は30日、奇数月は31日までとしたのですが、これだと1年が366日になってしまいます。
そこで、最後の月である2月を調整月とし、平年は29日、閏年は30日としました。
時は流れ、ローマ皇帝となったアウグストゥスは、自分の誕生月である8月が一日少ない30日であることに不満を持っていました。
そこで、強引に8月を一日増やして31日とし、その代わり2月を一日減らして平年は28日になったのです。
さらに、8月を自分の名前になぞらえてAugustと改名させたほどです。
ちなみに、7月のJulyもユリウス・カエサルの名に由来する。
1582年になるとグレゴリウス13世がユリウス暦のズレを解消すべく、グレゴリオ歴を制定。
これは現行の太陽暦のことです。
端的にまとめると、2月は皇帝のわがままで28日となったということになります。
権力恐るべし。
<追記>
「西向く侍」で31日までない月がわかりますよね。
ニシムクサムライ=2、4、6、9、11月
侍は武士のことで、武士の「士」の漢字を分解すると「十」と「一」になるので11月を指す。
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