オーギュスト・ロダンの考える人の像は、何かを考えるというよりは地獄に落ちた人々のもがき苦しむ様子を眺めている姿を表現したもの。
タイトルとしては「考える人」よりも「見ている人」の方がしっくりくるかもしれない。
そもそもロダンの考える人は単体の作品ではなく、地獄の門という作品の一部なのです。
地獄の門はダンテの「神曲」を元に作られた。
考える人という題名を付けたのはロダン自身ではなく、このブロンズ像を鋳造したレディエという人物が名付けたもの。
また、考える人は詩人と呼ばれていたこともありました。
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