懐石料理と会席料理、どちらも「カイセキリョウリ」と読みますがその違いを見ていきましょう。
▼会席料理
その名の通り会席や宴席に出されたお膳のことで、上等で豪華な料理のこと。
お茶を楽しむための料理が懐石料理とすると、お酒を楽しむ料理が会席料理。
▼懐石料理
元々、高級料理だったわけではなく質素な料理でした。
懐石は禅宗の僧が修行中に温めた石を懐に入れて空腹をしのいだのがはじまりで、懐に入れた石から懐石。
これが転じて空腹をしのぐ程度の簡素な料理という意味になった。
懐石料理の原型が確立したのは千利休に代表される茶席で、空腹時に濃い茶は刺激が強いのでそれを避けるために一汁三菜の簡素な料理を出したことから。
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