オーストラリアのタスマニア島のバサースト湾はワインのように赤い海。
世界でここだけという赤い海はなぜ赤いのでしょうか?
湾のまわりにはイネ科の植物であるボタングラスが生えているのですがこの植物の色素が原因。
実に含まれるタンニンは水中の酸素と結合して赤くなり、赤く染められた川が海に流れ込むことでバサースト湾は赤く染められる。
また、淡水は海水より比重が軽いため表面に浮くのでバサースト湾の水面から2メートルくらいは赤い真水だが、さらに数メートルも潜ると無色透明の海水という二層構造になっている。
さらに赤い海は太陽の光を通しにくいので数メートルも潜るととすぐ暗くなり、水圧以外はほぼ深海と同じ状態となっているため通常は1000メートル以下の深海に棲息するような深海生物も浅瀬に生息していてダイビングで深海生物が観察できる貴重なスポットとなっている。
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