九十九里浜は刑部岬から太東崎までの約65キロメートルの砂浜海岸。
九十九里浜っていうくらいだから99里あるのか調べてみました。
現在、1里の定義は1里=3.92727273キロメートル。
99里で計算してみると、99(里)×3.92727273(キロメートル)=388.8(キロメートル)
実際には、約65キロメートルしかないにも関わらず計算上は約388キロも続く海岸になってしまう。
65キロメートルだとすると、65(キロメートル)÷3.92727273(キロメートル)=16.5509259(里)となり、十六里浜の方がしっくりきそう。
まったく計算が合わず、これはどういうことなのかと時代をさかのぼってみると1里の定義が時代によって変化していることが判明。
現在は1里=3.92727273キロメートルですが、近世では一里三十六町だし、律令制では五町一里や六町一里だった。
一町は約109.090909メートルなので六町一里換算で計算してみると、
109.090909(メートル)×6(町)=654.545454(メートル)
65000(メートル)÷654.545454(メートル)=99.3055556(里)
ようやくほぼ計算が合い、九十九里浜の謎が解けた。
ちなみに、九十九里浜の名前の由来は諸説ありますが、源頼朝の命で1里ごとに矢を立てたところ99本に達したという云い伝えがよく知られています。
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