日本において標高の基準面というのは東京湾平均海面のことですから、これはイコール海抜のこと。
つまり、標高=海抜ということで標高と海抜に実質的な違いはありません。
標高と海抜の使い分けについては通常、標高を主として使いますが海沿いなどの低地では海抜を使うケースが多い。
そもそも標高や海抜の0メートル(東京湾平均海面)は、東京湾霊岸島の量水標で明治6~12年に行われた潮位観測(干潮時と満潮時の平均値)から定められ、明治24年には量水標の観測記録を基に高さの原点である水準原点(24.5000メートル)が永田町に建設された。
ちなみに水準原点の高さが当時24.5000メートルに決められた理由は、明治24年5月に水準原点が建設されたのでその年月からとって24.5000メートルとなった。
ところが、その後起きた関東大震災で地盤沈下してしまったので現在の水準原点の高さは24.4140メートルに修正されています。
p.s.
この記事を執筆するにあたり国土地理院広報相談官の方に大変お世話になりました。
この場を借りてお礼申し上げます。
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