2014年10月13日月曜日

ヤブ医者の語源は?





ヤブ医者は、診断・治療の下手な医者のこと。



ヤブ医者の語源は諸説ありますので代表的な養父市説をご紹介します。



江戸期の俳人・松尾芭蕉の弟子・森川許六(きょりく)が編集した「風俗文選(ふうぞくもんぜん)」という俳文集の「藪医者ノ解」という一節で、但州養父(現在の兵庫県養父市)で死にそうな病人を治すほどの名医がひっそりと暮らしていた。



長島徳元は評判の町医者で、上京してからも活躍した。



徳元の孫に当たる長島的庵は養父市に戻り町医者として活躍後、再び上京し将軍家の主治医を務めるまでに出世。



ここから養父の医者は名医という評判が確立した。



しかし、この名医ブランドを悪用する腕の悪い医者が養父医者だと名乗ってのさばる事態となって名声は地に落ちた。



元々、名医を指す言葉だったがまったく真逆の意味になってしまったのだ。

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