ヘビが苦手という人はけっこういます。
これは人間が本能として恐れているのか?
はたまた成長の過程で得られるヘビに関する情報の刷り込み(学習)によって恐れるようになったのか?
京都大学の正高信男教授らが発表した研究論文より。
ヘビによる恐怖体験がない3歳児でも、大人と同じようにヘビに敏感に反応し攻撃姿勢を見分けられることを示した。
研究チームは3歳児20人を対象に、「8枚の花と1枚のヘビ」の写真からヘビを選ぶ場合と、「8枚のヘビと1枚の花」の写真から花を選ぶ場合で、反応する速さを比較した。
ヘビを選ぶ時間は花を選ぶののほぼ半分の2.5~3秒だった。
ヘビの中でも、とぐろを巻いて攻撃姿勢を取る写真への反応時間が短かった。
4歳児34人、大人20人の実験でも同じ傾向が示され年齢による変化はなかった。
ムカデやゴムホースの写真を使った場合、花との違いがなく、細長いものや気持ち悪いものに反応しているわけではないという。
(YOMIURI ONLINE)
今回の実験はヘビに関する知識が未熟な幼児でも反射的に反応するということを意味しており、「人がヘビを怖がるのは本能」である可能性を示した。
世界中でヘビを恐れない文化はありません。
東洋では龍、西洋ではドラゴンとして昔から恐れられています。
日本でもヤマタノオロチなど恐れの象徴としての大蛇が描かれていますね。
p.s.
イモトアヤコが極度のヘビ嫌いなのは有名ですね。
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