2015年6月14日日曜日

犬は飼い主に不親切な人を嫌う?




人に飼われている犬は、飼い主に対し不親切な人を嫌う傾向があることが分かったと、京都大学の研究グループが発表しました。

この研究は、心理学が専門の京都大学大学院の藤田和生教授のグループが、飼い主以外の人の好き嫌いを犬がどのように決めているかを探ろうと行いました。
(NHKニュース)






▼実験内容

飼い主が容器のふたを開けられず困っているふりをして、両脇にいる2人のうちの1人に協力を求め容器を渡そうとしたところ、その人がそっぽを向いて拒否するという様子を犬に見せる。

直後に両脇にいる2人が同時に餌を差し出し、どちらの餌を食べるか調査。






▼実験結果

18匹の犬で繰り返し調べたところ、11匹で、飼い主に協力しなかった人からは餌を食べない傾向がみられ、研究グループは犬は飼い主に不親切な人を嫌う感情があるとしています。

一方で、1人が飼い主から缶を受け取って協力する様子を見せる実験も行いましたが、飼い主に協力的な人を好む傾向は特に確認できなかった。

藤田教授によると「犬は飼い主への態度を読み取って、特に『嫌い』という感情を大きく働かせていることがうかがえると話しています。

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