サランラップ【Saran Wrap】は、ポリ塩化ビニリデン製の食品包装用フィルムのこと。
しかし、最初からキッチン用品として開発されたわけではありませんでした。
合成樹脂のポリ塩化ビニリデンは太平洋戦争時、アメリカ軍が弾薬を湿気から守るフィルムとして、また兵士が悩まされていた水虫対策として靴の中敷きなどに利用されていました。
戦争が終結すると需要が激減してしまったが、フィルムメーカーの2人の社員とそれぞれの妻とでピクニックに出かけたことがこのフィルムの転機となる。
レタスをフィルムに包んで持ってきていた妻は、みずみずしいままのレタスに気づく。
ここから食品梱包用として商品化へと動き出す。
商品名は、ピクニックに行った2人の妻「サラ」と「アン」から「サランラップ」となった。
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