けんちん汁は、つぶした豆腐とせん切りにした野菜を油で炒め、澄まし汁仕立てにしたもの。
けんちん汁の語源については、2大説があるので両方記しておきます。
▼建長寺説
鎌倉の建長寺の精進料理「建長汁」が訛ってけんちん汁になったとする説。
建長寺の修行僧が豆腐を落としてしまい、それを見ていた大覚禅師(蘭渓道隆)が崩れた豆腐を拾って洗い、汁の中に入れたことがきっかけで建長汁が生まれた。
▼中国料理説
江戸時代に中国から伝わった「巻繊」という料理が変化して、けんちん汁(巻繊汁)になったとする説。
巻繊は野菜をせん切りにして味付けをし、湯葉で巻いて油で揚げたもので元来は中国の普茶料理。
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