
航空機事故原因解明のカギとなるブラックボックスについて。
ブラックボックス【black box】はフライトレコーダー【FDR】とボイスレコーダー【CVR】の2つが納められている箱のこと。
▼フライトレコーダー【flight recorder】
飛行高度・速度・機首の方位・エンジンデータなど飛行に関するデータを自動的に時刻とともに記録する装置。
事故前、25時間分のデータを蓄積できる。
▼ボイスレコーダー【cockpit voice recorder】
飛行機の操縦室内の音声を自動的に録音する機械。
事故直前の120分間が録音される。
ブラックボックスという名前とは裏腹に発見を容易にするため黒色ではなくかつては赤色、現在は橙色の目立つ蛍光カラーに着色されている。
ブラックボックスは事故の凄まじい衝撃にも耐えられる堅牢な構造になっており耐衝撃性は3400G、摂氏1100度の火災にも30分間耐えることができる。
さらに防水機能もあり、深海6000メートルの水圧や極寒の極低温にも耐えられる。
ブラックボックスは強い衝撃を受けてから30日間にわたり、位置を知らせるための37.5kHzの超音波信号を発信機から発信し続けており、これを受信すればブラックボックスの位置を特定することができ、捜索に役立てられている。
ブラックボックスは航空機の中で比較的衝撃を受けにくい機体後部に搭載されており、航空機にはブラックボックスの搭載が義務化されている。
<2010.7.22追記>
航空機事故の調査に使われるフライトデータレコーダー(ブラックボックス)を発明したオーストラリアの科学者デビッド・ウォーレン博士が7月19日、85歳で死去した。
同氏はオーストラリア国防科学技術機構の航空研究所に勤務し、1956年に初のフライトデータレコーダーの試作機を設計した。
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