横浜市内に米海軍横須賀基地が管理する根岸住宅地区がある。
そんな中にある青い屋根が特徴の木造2階建て民家が、米軍住宅や関連施設に囲まれた飛び地で暮らす佐治一家のお宅。
ここは元々、家主の佐治実氏の妻の祖父が所有していたが戦後、周囲を米軍が接収した。
家の敷地内から一歩でも外に出るとそこはアメリカの法律が適用される。
行動もかなり制限されて、例えば来客者はパスポート持参でなければなりませんし、佐治家の住人でさえ通行証がなければ家に近づくこともできない。
水道なども簡単には引けず、以前は井戸でやりくりしていたが交渉の末、H12年にようやく水道が引かれた。
まさに陸の孤島と呼ぶに相応しい。
尚、終戦の頃の混乱のためかなぜこのような形で民家が取り残されてしまったのか、その経緯を示す資料は残っていない。
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