薬指が人差し指より長い人は経済的に成功する可能性が高い傾向にあることが米国科学アカデミー紀要PNAS(Proceedings of the National Academy of Sciences)に発表された論文によって明らかとなった。
英ケンブリッジ大(University of Cambridge)の研究発表より(AFP)
▼研究内容
ロンドン金融街のトレーダー44人の男性の右手の人差し指と薬指の長さを測定した後に所得と過去20カ月間の利益・損失を比較。
人差し指の長さを薬指の長さで割った数が平均0.930のグループの年平均所得は68万ポンドだった。
一方、平均0.988のグループの年平均所得は6万1320ポンド。
また薬指が長いほど利益が多く、キャリアも長い傾向にあることが分かった。
※手の人さし指と薬指を比べると、一般的に男性は薬指の方が長く、女性は人さし指の方が長い人が多い。人差し指の長さを薬指の長さで割ると1より小さい数になり、その数が小さいほど薬指が長いことを意味する。
従来の研究で、薬指と人差し指の長さの割合(2D:4D比率)は、胎児期に男性ホルモンのアンドロゲンにどれくらいさらされたかを測る指針となることがすでにわかっていた。
John Coates氏によれば
アンドロゲンは巨額の金融取引に必要な集中力と反射作用を改善するという。
一方で、「調査対象者は速かな決定と敏捷な反応が要求される短期売買業務に従事している。
分析的な業務や長期的な投資にはこの仮説は適用されない」ともしている。
また、薬指が長いスポーツ選手(サッカー、野球、バスケなど)はその各スポーツでの勝率が高いという研究報告もある。
男性ホルモンの影響でより男性的であるほど野生的な動物的勘や力が引き出されるということだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿