「あの曲のさわりをちょっと聞かせてよ」
などと言う場合、曲の冒頭の部分だと思っていませんか?
広辞苑によると、「曲中の最大の聞かせ所」と記されています。
つまり、俗に言うサビのこと。
本来の意味からすると曲の冒頭の意味で使われているのは完全に誤用なのですが、現在は間違った意味で使われることが多いです。
「触り」は浄瑠璃の義太夫節に由来する。
義太夫節の中に他の旋律(曲節)を取り入れた箇所を触りと言った。
取り入れた箇所は曲の中で際立つので、転じて曲中で目立つ聞かせどころ、つまりサビということになった。
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