2015年2月1日日曜日

静脈は青色ではなく灰色だった?




静脈は何色ですか?



と、問われると多くの方が青と答えるのではないでしょうか?



自分の腕の血管を見ても青白く見えるし、静脈のイラストも青色で表現されることが多い。



しかし、青く見えている静脈は実は灰色だったことが判明しました。






立命館大の北岡明佳教授の研究によると・・・



ヒトの腕などで青く見えている静脈の色が実際は灰色であり、肌の色に影響されて目が錯覚を起こしているのが原因。



この錯覚は「色の対比」と呼ばれ、物理的には同じ色が周囲の色との対比によって異なる色に錯覚して見える現象のこと。



腕や脚を写真撮影して画像処理ソフトで色の3原色の赤(R)、緑(G)、青(B)の数値を解析したところ、静脈の部分は黄色がかった灰色の値になった。



黄色がかっているのは、静脈の上にある組織が影響するためだという。



人間の静脈は周囲の肌の色と静脈の灰色の対比により、目の錯覚や脳での信号の処理が複合的に生じて青色と認識してしまうことが確かめられた。



北岡教授は「『青筋を立てる』という慣用句は、正確にいうと『灰筋を立てる』ということになる」と話している。

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