
正確な時計と聞いて真っ先に思い浮かぶのは日本標準時を決めている時計。
セシウム原子時計18台と水素メーザ4台から作られており、3000万年に1秒のズレという不確かさを持つ。
これでも十分すごい正確さだと思いますが、世界一正確な時計は次元が違う。
世界一正確な時計は「光格子時計」
2台のズレが160億年で1秒という超高精度時計を東京大学大学院工学系研究科の香取秀俊教授(理化学研究所 主任研究員)、理化学研究所の香取量子計測研究室の高本将男研究員らが開発。
この時計は低温環境でストロンチウム原子を分光することによって、黒体輻射の影響を1/100に低減する低温動作・光格子時計。
この時計は約138億年前に誕生したとされる初期宇宙から現在まで計り続けたとしても、ズレが1秒より小さいという途方も無い正確さ。
ここまでの超高精度ともなると、もはや時計という機械のレベルを超越して、重力で曲がった相対論的な時空間を見る新しい計測ツールになる可能性があるとのこと。
スケールが違いますね。
ソース:JSTプレスリリース
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