早稲田大学創設者で首相も務めた大隈重信。
著書など多く残されていますが、彼は学生時代を最後にほぼ文字を書かなくなったので直筆のものはほとんど残されていません。
唯一残されているのが憲法原本への署名くらい。
著書などは口述筆記によるものばかりである。
病気や怪我で書けなくなったのではなく、自分の意思で書くことを辞めてしまったのですが何故なのか?
それは学生時代にとても字の上手い学友がおり、いくら努力しても彼には敵わなかった。
負けず嫌いの大隈重信は考えました。
「キレイな字で勝てないのであれば書かなければよい、書かなければ負けることはない」
これ以降、書くことを放棄してしまった。
一度思ったことを貫く頑固さにも脱帽ですが、それ以上に文字を書かなくても後世に残る活躍をした大隈重信、やはり只者ではありません。
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