2019年5月18日土曜日

前方後円墳は前円後方墳ではないのか?





前方後円墳といえば日本最大級の仁徳天皇陵などが有名で、上空から見るとまるで鍵穴のような形状をして見えます。



しかし、この鍵穴の形状と前方後円墳という名称に違和感を感じませんか?



前方後円墳を噛み砕くと「前が四角形で後ろが円形の古墳」となりますが鍵穴の形状を表すなら前方後円墳ではなく、前円後方墳の方がしっくりくる気がします。



前方後円墳と名付けたのは江戸時代の学者、蒲生君平で古墳を牛車に見立てました。



被葬者が埋葬されている後円の部分を牛車の人が乗る部分、四角形の部分を牛車の前に2本突き出た車と牛をつなぐ棒に見立てて前方後円墳と命名しました。



牛車に喩えたことで四角形の部分が前、円形の部分が後になったのです。

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