2020年4月12日日曜日

日本の読み方は「ニホン」か?「ニッポン」か?




日本の正式な読みは「ニホン」なのか?「ニッポン」なのか?



国名の読みが二種類もある国は世界でも類をみない。



混在具合を確認してみましょう。

【ニホン】
日本酒、日本気象協会、日本医師会、日本将棋連盟、日本野球連盟、日本サッカー協会、日本相撲協会など

【ニッポン】
日本銀行、日本ダービー、日本放送協会など



そもそも聖徳太子が隋に送った国書に「日出処天子」と記したことがきっかけで大陸側から見て日が出る本(もと)から日本とし、これを「やまと」や「ひのもと」と読んでいました。



日本を中国語の発音ではニエットプァンと言い、これが変化してニッポンとなった。



ニホンはこのニッポンの言い回しが短縮化されたもの。



本題に戻って「日本」は何と読むのが正しいのか?



昭和の初めの頃に「読みを統一しよう」となったが、決まらないままうやむやになり2度に渡って保留された。



時は流れ、麻生内閣の時に日本の読みについて結論が出た。



日本政府は「日本」の読み方についての答弁書を閣議決定した。
民主党の岩國哲人衆院議員の「日本国号に関する質問主意書」への答弁。
「『日本』の読み方を統一する意向はあるか」との岩國氏の質問に対し、答弁書では「『にっぽん』『にほん』という読み方については、いずれも広く通用しており、どちらか一方に統一する必要はないと考えている」とした。(アサヒコム)



「にほん」と「にっぽん」どちらでもかまわないとの正式見解が示されました。



どちらかに決めないところがなんとも日本らしい。

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