2015年5月31日日曜日

トローチに穴があいているのはなぜ?





トローチは口の中で徐々に溶解させて、口腔・咽頭の殺菌・消炎などを目的とする錠剤。



かみ砕いたり、飲み込んだりせず、できるだけ長く口の中に含んで溶かす必要があります。



噛んでしまうと効果が薄くなってしまいます。



また薬剤師会によると、トローチが口の中で全部溶けてから30分くらいは飲食をしないほうが良いとされています。



初期のトローチには穴が開いていませんでしたが、現在、多くのトローチには中央に穴があいています。



トローチは用法上、噛んだり飲み込んだりしてはいけない(効果が薄れる)が、子供やお年寄りが舐めている最中に誤飲して窒息してしまうという事故が相次いだ。



一般的な錠剤よりもトローチのほうが大きめなので喉に引っかかりやすかったためだ。



そこで、錠剤の中央に穴をあけて仮に詰まっても気道が確保できるようにとの安全対策の面から穴があけられることとなった。



結果、窒息事故は減少していきました。



ちなみに、トローチとはギリシャ語の【trochos】トロコスが語源で、円盤・車輪の意。



トローチは飲み込まず舐めるタイプの錠剤なので外用薬に分類される。

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